プロも愛用する写真現像ソフト「Capture One(キャプチャーワン)」。
その最大の特徴のひとつが、「セッション」と「カタログ」という2つの異なるワークフローが選べることです。
でも、こんな疑問を持つ方も多いのでは?
結局、セッションとカタログってどっちを使えばいいの?
この記事では、現場での実際の使い分けを交えて、セッションとカタログの違い・選び方を分かりやすく解説します!📸✨
✅ こう使い分ければ間違いなし!
用途 | おすすめのワークフロー |
---|---|
単発の撮影案件 | セッション 🎬 |
撮影済み写真の長期保管・アーカイブ | カタログ 📂 |
スタジオでのテザー撮影(PCとカメラをつなぐ撮影) | セッション 🖥️ |
作品・ジャンル別に写真を一元管理したい場合 | カタログ 🏷️ |
🔹 セッションとは?
**撮影ごとの「小さな作業箱」**のような存在。
案件単位で管理しやすく、軽量でスピーディーです。🚀
主な特徴
- 自動で以下のフォルダ構造が作られる:
Capture / Selects / Output / Trash
📁 - 編集情報(設定ファイル)もフォルダ内に保存 → バックアップが簡単🔄
- テザー撮影との相性抜群:撮ってすぐにPC上で確認できる📷💻
- 案件ごとに分けられるので同時進行でも迷わない🎯
向いている人
- 行事撮影など、「撮って納品」が明確な案件が多い人 📝
- 出張撮影のたびにフォルダを整理したい人 🚚
- 軽快に処理したい、フォルダ構成を自分で管理したい人 💡
■ セッションを間違って使ってしまうケース
🧩 ケース:セッションとは別の場所に画像を置いて使っている
Capture Oneのセッションをデスクトップなどに作り、
別の場所(外付けHDDなど)にある写真を読み込んで作業するケース。
これでも作業自体は可能ですが、削除時などにCapture Oneのセッション内の「Trash」フォルダに移動されるため、
ファイルの整理が二重構造になって混乱しやすくなります。
わざと仮セッションとして使う方法
適当な1つのセッションを使い回して、外部のフォルダ(他の案件や過去写真)を参照する運用方法はこちらをご覧ください。

📂 セッション内のフォルダ構造と使い方
Capture Oneのセッションを作成すると、以下の4つのフォルダが自動で生成されます。
フォルダ名 | 役割・使い方のポイント |
---|---|
Capture | 撮影した元の写真(RAWファイルなど)を保存する場所。ここに写真を入れて現像・管理を開始します。📸 |
Selects | 編集や選別を終えたお気に入りの写真をコピー(または移動)してまとめる場所。納品用などに便利。📌 |
Output | 現像後に書き出したJPEGやTIFFなどのファイルを保存。最終納品データの格納先として使います。📤 |
Trash | 削除した写真が入るゴミ箱フォルダ。誤って消したときの復元が可能。定期的に空にすると管理がラクに。🗑️ |
フォルダごとの具体的な使い方
- Capture
→ 撮影した写真はこのフォルダに置きます。ここからCapture Oneが読み込み、現像やタグ付けを行います。
→ 基本はこのフォルダに写真を置いて作業しましょう。 - Selects
→ 現像や評価で「選んだ写真」をまとめる場所。
→ 複数の候補から最終納品に使う写真だけをコピーしておくと管理しやすいです。 - Output
→ 現像した写真の書き出し先。JPEGなどの納品用ファイルを格納。
→ ここを別フォルダに設定することも可能ですが、セッション内にあると整理しやすいです。 - Trash
→ 削除操作をしたファイルがまずここに入ります。誤操作のリスクを減らせます。
→ 定期的に中身を確認し、不要なら完全削除しましょう。
💡 ワンポイントアドバイス
- セッションのフォルダは役割ごとに分かれているので、写真管理がシンプル&確実です。📂
- 「Selects」と「Output」は手動でコピーや移動をするイメージでOK。元のRAWは「Capture」に残しておくと安心。💾
- 「Trash」フォルダを使えば誤削除の復旧も簡単なので、安心して作業できますよ。🛠️
🔸 セッションのフォルダ作成・名前変更・移動・開き方
セッションを使う中で、名前を変更したり、移動したりすることがあります。これらの操作についても詳しく説明します。
セッションフォルダ名の変更方法
セッションのフォルダ名を変更することもできます。例えば、案件の変更や撮影日による名前の整理を行いたいときに便利です。
フォルダ名変更方法:
- Finder(Mac)やエクスプローラー(Windows)でセッションフォルダを選択
- 変更したいフォルダを右クリックし、「名前の変更」を選択
- 新しい名前を入力し、Enterキーを押す
.cosessiondb
のファイル名も変更(任意)
注意: Capture Oneのセッションは、.cosessiondb ファイルとセッションフォルダ名が「一致していなくても動作します」。
ただし、整理整頓の観点からできるだけ同じ名前にしておくのがおすすめです。⚠️
セッションフォルダの移動方法
セッションフォルダを別の場所に移動したら、リンク切れが起こります。
移動後の対処:
- Capture Oneを開いて、「ファイル > 開く」から、移動先の
.cosessiondb
ファイルを選んで開きます。 - パスが変更されていても、Capture Oneは内部構造を自動的に認識します。
セッションの開き方
セッションを開くには、セッションファイル(.cosessiondb
)を選択して開く必要があります。
セッションを開く方法:
- Finder(Mac)やエクスプローラー(Windows)で、
.cosessiondb
ファイルをダブルクリック
→ Capture Oneが起動し、そのセッションが自動で開きます。🚀 - もしくは、Capture Oneを開き、「ファイル > 開く」から、指定した
.cosessiondb
ファイルを選んで開きます。
💡 .cosessiondb
ファイルは、セッションごとに1つしかないので、必ずこのファイルを開いて作業を開始します。📂
💡 カタログの作り方と使い方
カタログは、**すべての写真を一元管理するための「大きなデータベース」**として運用できます。これを活用することで、より複雑な整理やタグ付けが可能になります。📊
カタログの作り方
- 新しいカタログを作成
Capture Oneを開き、「ファイル > 新規カタログ」を選択。
ここでカタログの保存先と名前を指定します。 - 写真のインポート
カタログに写真を追加するには、「インポート」から読み込みます。
インポート時に、写真がカタログ内でどのように管理されるかを選択できます。
カタログの特徴と使い方
- 写真を一元管理
カタログでは、すべての写真を1つのデータベースで管理できます。
これにより、複数のフォルダやドライブにまたがる写真も一元的に整理できます。 - タグ・ラベルの利用
キーワードやカラーラベルを使って、写真にタグ付けを行うことができます。
この方法で写真を分類したり、検索しやすくしたりできます。🔍 - 大規模な写真の整理が得意
数千枚の写真を一つのカタログにまとめて管理するのに適しています。
Lightroomから移行してきた方にも馴染みやすいです。📂
🧭 最後にまとめ!
項目 | セッション | カタログ |
---|---|---|
用途 | 案件ごとの作業 | 全体の写真管理 |
動作の軽さ | ◎ 軽快! | △ やや重くなることも |
テザー撮影との相性 | ◎ バッチリ | △ 可だがやや不向き |
整理の自由度 | ◯ フォルダ固定型 | ◎ タグ・ラベル・評価など柔軟 |
バックアップのしやすさ | ◎ フォルダ単位で簡単 | △ 複雑(DB形式) |
✨ Capture Oneは「選べる」のが魅力!
まずはセッションから始めてみて、
慣れてきたらカタログも併用して、あなたのスタイルに合った使い方を見つけてくださいね!🎨
この記事は井上写真店 INOUE PHOTO(明石市)が運営しています
兵庫県明石市大久保町の井上写真店では、以下の写真撮影サービスを提供しております:
- 韓国式証明写真(美肌仕上げ・就職活動・マイナンバーなど対応)
- SNSやHP向けのポートレート写真撮影
- 公園や神社などへの出張撮影(家族写真・七五三・お宮参り・ピアノ発表会など)
- 学校写真・卒業アルバム撮影
明石エリアでの高品質な写真撮影なら、ぜひ井上写真店にお任せください。
📩 詳細・ご予約は 公式サイトをご覧ください。
コメント