今回は、プロカメラマンの現像作業に欠かせないソフト「Capture One」で使える、セッションの賢い使い分け方についてご紹介します。
「毎回セッション作るのがめんどくさい…」
「いろんな写真を一括で見たい!」
「でも大事な案件はちゃんと保存したい…」
そんなあなたにぴったりの、“仮セッション”と“案件ごとセッション”のハイブリッド運用術をお届けします。
🧠 セッションとは?簡単におさらい
Capture Oneには「カタログ」と「セッション」という2つの管理方式がありますが、この記事ではより柔軟で軽快なセッションにフォーカスします。
セッションとは?
セッションとは、1つの案件や撮影ごとにフォルダ構成(Capture/Selects/Output/Trash)をまとめて管理するしくみです。
📂「仮セッション」とは?
仮セッションとは?
Capture Oneで適当な1つのセッションを使い回して、外部のフォルダ(他の案件や過去写真)を参照する運用方法のこと。
✅ 多数のフォルダの確認、補正などに最適!
🗃️ 仮セッション vs 案件セッション 比較表
項目 | 仮セッション | 案件ごとセッション |
---|---|---|
用途 | 多数のフォルダの確認、補正、比較作業など | 本番撮影、納品、バックアップ |
作成頻度 | 1つを共通で使い回す | 案件ごとに作成 |
対象フォルダ | 外部フォルダを自由に参照 | Captureフォルダに取り込み |
テザー撮影 | ❌ 非推奨 | ✅ 推奨 |
整理のしやすさ | ⚠️ 混在しがち | ✅ 完全に独立して管理できる |
バックアップ | 手動で整理が必要 | フォルダごとアーカイブできる |
- 日常の作業は 仮セッションを作り、いろんな撮影フォルダを追加して作業。
- 大容量の撮影など整理が大変な案件は、
2025-07-01_ピアノ発表会_K市文化会館
のように案件名入りでセッションを作成。 - 撮影後は案件セッションを外付けHDDにそのままアーカイブ📦
🧠 ワンポイント
「仮セッションは作業机、案件セッションは保存箱」って覚えるとバッチリ!
フォルダ追加だけで軽快に動ける仮セッションと、記録をしっかり残せる案件セッションを、シーンに合わせて使い分けてね!
✨まとめ
仮セッションが向いている人 | 案件セッションが向いている人 |
---|---|
毎回セッションを作るのが手間な人 | 撮影ごとにきちんと保存・管理したい人 |
複数フォルダを同時に扱いたい人 | テザー撮影や大量データを扱う人 |
Capture Oneをもっと自由に、もっと快適に使いたいなら、
このハイブリッド運用、ぜひ試してみてくださいね!
コメント