シャッタースピードは、写真の「動き」と「明るさ」に直結する超大事な要素です。以下、分かりやすく説明しますね。
🕒 シャッタースピードとは?
シャッタースピードは、カメラのシャッターが開いている時間のこと。
つまり、**光を取り込む「時間の長さ」**です。
- 速いシャッタースピード(例:1/1000秒)→ 一瞬だけ光を取り込む
- 遅いシャッタースピード(例:1秒)→ 長時間光を取り込む
📷 シャッタースピードで変わる2つのこと
① 動きの表現が変わる!
シャッタースピード | 効果 | 使用例 |
---|---|---|
速い(1/1000秒など) | 動きをピタッと止める | スポーツ、ジャンプ、走る子ども |
遅い(1/30秒〜数秒) | 動きをブレとして写す | 滝をとろとろに、夜の光の軌跡(車のライトなど) |
② 写真の明るさが変わる!
- シャッタースピードが遅いほど → 明るく写る
- 速いほど → 暗くなる
ただし、これはISO感度や絞り(F値)とのバランスも関係します。
📸 手ブレと人物ブレ ― 写真がブレる原因は2つある!
🪛 1. 手ブレ(カメラのブレ)
✅ 原因:
- 撮影者の手の動きによってカメラが動いてしまう
- 特にシャッタースピードが遅い時に起こりやすい(例:1/30秒など)
✅ 写真の特徴:
- 全体がふわっとブレる
- 静止しているはずの背景もブレている
✅ 対策:
- シャッタースピードを速くする(目安:1/焦点距離より速く)
- 例:50mmのレンズなら1/50秒以上
- カメラをしっかり構える(脇を締めて、体に引きつける)
- 手ブレ補正機能をONにする(ボディ or レンズ)
- 三脚や一脚を使う
🏃 2. 人物ブレ(被写体ブレ)
✅ 原因:
- 写っている人物が動いているのにシャッタースピードが遅い
- 子どもが走っている・歩いている・しゃべってる時など
✅ 写真の特徴:
- 背景はシャープなのに人物だけブレている
- 顔や手がモヤッと流れて見える
✅ 対策:
- シャッタースピードを速くする
- 目安:人物が歩いてる → 1/250秒、走ってる → 1/500〜1/1000秒
- 連写モードで何枚か撮る
- 動く方向を予測して構図を決めておく
- ISO感度を上げて、明るさを確保する
🧠 このチェックで原因がわかる!
チェック内容 | 結果 |
---|---|
背景もブレてる? | → 手ブレの可能性が高い |
背景はピント合ってる? | → 人物ブレの可能性が高い |
動いてる人が写ってる? | → シャッタースピード不足 |
💡ワンポイントアドバイス
- シャッタースピードを遅くするときは三脚が超大事(手ブレ防止)
- 動きのある被写体には速いシャッタースピードを!
- 夜でもシャッタースピードが速いと暗くなる → ISOやF値で調整を
動きのある被写体を「ブレずにピタッと止めて撮る」には
🏃♀️ 競技別・動きを止めるためのシャッタースピードの目安
競技・被写体 | 推奨シャッタースピード | 備考 |
---|---|---|
徒競走・陸上短距離(100mなど) | 1/1000秒〜1/2000秒 | 足が速いため、速めで止める |
サッカー・バスケットボール | 1/800秒〜1/1600秒 | ボールや足の動きが速い |
野球(バッターやピッチャー) | 1/2000秒〜1/4000秒 | 球筋やバットの動きを止めたい場合は超速 |
テニス・バドミントン | 1/1000秒〜1/3200秒 | シャトルやボールは超高速で動く |
ダンス・体操など | 1/500秒〜1/1000秒 | 滑らかな動きをしっかり止めるには1/1000秒前後が安心 |
子どもが走る(運動会) | 1/500秒〜1/1000秒 | ジャンプや笑顔の一瞬を止めたいときにも最適 |
🎯 ポイント解説
- 1/500秒以下になると、動きの速い被写体はブレやすくなります。
- 屋内競技や夕方の撮影では光量が足りず、速いシャッタースピードでは暗くなりがち →
➡ ISO感度を上げる or F値を小さくして明るくしましょう。
📌 例:運動会で走る子どもを撮る場合
- 晴天 → 1/1000秒でバッチリ止められます。
- 曇り → 1/500秒にして、ISOを800くらいまで上げると安心。
- 屋内(体育館)→ 1/400秒以上を目指して、ISO1600〜3200も視野に。
🚗📷 流し撮りってなに?
カメラを被写体の動きに合わせて動かしながら撮影する方法だよ。
ポイントは、背景をブレさせて被写体だけをクッキリ写すこと!

✅ 基本の設定(目安)
設定項目 | 推奨値 | 解説 |
---|---|---|
シャッタースピード | 1/30〜1/125秒 | 遅めに設定し、背景をブレさせる |
F値 | f/8〜f/11(絞る) | 被写界深度を深くし、被写体も多少ブレに強くする |
ISO感度 | 100〜400 | シャッターが遅いので低感度でOK |
AFモード | AF-C(AIサーボ) | 被写体を追い続けるモード |
連写モード | 高速連写 | 成功率を上げるため複数撮る |
手ブレ補正 | 流し撮り対応(縦だけ補正)に切り替え | キヤノンならISモード2、ソニーならMODE 2 など |
🎯 撮影の手順
- 被写体が来る方向を読む(例えば左から右)
- カメラを構えて被写体をファインダーで追う
- シャッター半押しで追い続け、動きと同じスピードでカメラを動かす
- 被写体がベストな位置で全押しして撮影(この時も追い続ける)
- 撮影後もカメラを動かし続ける(フォロースルー)
🧠 コツと注意点
- 被写体と同じ速度でカメラを動かす「パンニング動作」がカギ!
- 成功率は低めなので「連写」が前提
- 背景に縦線があるとスピード感が出やすい(木、街灯、ビルなど)
- 最初は「電車」や「自転車」など一定の速度で走るものから練習すると◎
- 三脚の「パン機能」だけでなく、手持ちで練習すると感覚がつかみやすい
🎨 表現の幅
- シャッター1/15秒以下 → 背景が強く流れてアートっぽい
- 1/60〜1/125秒 → 実用的でブレにくく、被写体も比較的くっきり
💬 こんなシーンにおすすめ!
- 🚴♀️ 自転車レースやロードバイク
- 🚃 電車や新幹線
- 🚗 モータースポーツ、走行会
- 🏃♂️ 子どもが走る運動会
- 🐶 駆けてくるペット
⏱️ シャッタースピードの“面白さ”
🔹 1. 肉眼では見えない“瞬間”を止められる!
- 水しぶきが宝石みたいに止まる
- ジャンプの最高点で空中に浮かぶ瞬間
- 野球のボールがバットに当たる瞬間!
👉 シャッタースピード 1/1000秒以上
👉 「止める写真」が撮れる!
🔹 2. 動きが“線”になる!=ドラマを作る

- 車のテールランプが光の帯になる(夜景・車)
- 滝や噴水がシルクのように流れる(風景)
- 子どもの走る足がぶれてスピード感が出る!
👉 シャッタースピード 1秒以上
👉 「流れる写真」が撮れる!
🔹 3. “流し撮り”でスピード感MAX!
- 背景が流れて、被写体だけくっきり!
- 新幹線や自転車、走る子どもにおすすめ
👉 シャッタースピード 1/30秒〜1/125秒前後
👉 カメラを動かして「撮りながら追う」
🔹 4. シャッターで“写真の性格”が変わる!
シャッタースピード | 写真の雰囲気 |
---|---|
速い(1/1000秒) | シャープ・力強い |
中くらい(1/125秒) | ナチュラル・人の視覚に近い |
遅い(1秒〜) | 幻想的・幻想的・アート的 |
🔹 5. 日常でも「作品」になる!
- 雨の日の歩行者が傘だけブレる
- 子どもが跳ねて笑う瞬間
- 窓辺のカーテンがゆれる光景
👉 普段の風景がシャッタースピード次第でアートに!
🧠 シャッタースピードは「写真で時間を遊ぶ」魔法!
この記事は井上写真店 INOUE PHOTO(明石市)が運営しています
兵庫県明石市大久保町の井上写真店では、以下の写真撮影サービスを提供しております:
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