「DPIとは何か」「ちょっと面白いDPIトリビア」「なぜ300 DPIがスタンダードなのか」「印刷所で350 DPIが推奨される理由」まで、楽しくバッチリ学べる記事に仕上げました!📚
🔍 1. DPIの基本

定義:Dots Per Inch(ドット・パー・インチ)。1インチ(2.54 cm)に並ぶドット数を表す単位📏
役割:印刷時の解像度指標。数値が高いほど細かなディテールを再現できる✨
注意点:DPIだけでなく、**画像のピクセル数(幅×高さ)**とセットで考えましょう✅
例:3000×2400pxの画像を300 DPIで出力すると、約10″×8″(25.4 cm×20.3 cm)になります🖼️
🎲 2. おもしろDPIトリビア
- **なぜ画面は72(または96) DPIが多い?**🖥️
- **初代Mac(1984年)**は72 PPI設計。「1ポイント=1ピクセル」でDTP革命🔥
- Windowsはその後96 PPIを採用。きめ細かさUPで今でも画像メタデータに96 DPIが残ります✨
- “ドット”の起源は新聞から📰
- 19世紀後半、写真印刷に網点技術(ハーフトーン)が必要に。手彫りから金属版へ進化!
- 1873年に英国『ザ・ボイス』が世界初の網点写真印刷を実施🏅
- **史上最高DPIプリントは何万?**🔬
- 研究所レベルでは100,000 DPI超えのマイクロプリントが開発中。半導体マスク用などに応用!
- 一般家庭用でも最大5,760 DPIクラス。肉眼でドットはもはや見えません👀
- 視覚のトリックとDPI🌀
- 大判ポスターは遠距離鑑賞で150 DPIでもOK。手持ち雑誌は300~600 DPI必要。
- Appleの「Retinaディスプレイ」は約300 PPI以上で、人間の目にドットを認識させない基準🎯
🏭 3. なぜ300 DPIなのか?レーザープリンターの革命
- **Apple LaserWriter(1985年)**の登場🚀
- PostScript対応のプリンターが300 DPIヘッドを搭載し、印刷品質新基準に!
- DTPソフトの推奨設定
- PageMakerなどで「プリンター解像度と同じ300 DPIで画像を用意せよ」と標準化
- 網点(175~200 LPI)との相性
- 網点一粒を余裕をもって再現できる300 DPIがベストマッチ🎨
ポイント:プリンターの最小ドット単位がデータ解像度の基準に。これが300 DPI誕生の物語です。
📰 4. ドットの起源:ハーフトーン網点の物語
- 19世紀半ばの挑戦
写真を印刷物に載せるには、連続的なトーンを再現する仕組みが必要でした。初期は銅版画やエッチングで手作業でしたが、自動化とコスト削減の要請から新技術開発が進みました。
ウィリアム・フォックス・タルボットの試み(1852年頃)
英国の発明家タルボットが「写真の網点分解」を研究。試験的なドット状の版を考案しましたが、大量印刷には至らず。
フレデリック・ユージン・アイヴスの革命(1881年)
アメリカの技術者アイヴスが最初の実用的なハーフトーンスクリーンを発明。微細なガラス板に等間隔の線を彫り、ネガフィルムを透過させることでシャドウからハイライトまで豊かな階調をドットの大きさ変化で表現できるようになりました。
網点技術の仕組み
**スクリーン線数(LPI:Lines Per Inch)**を決める
新聞向けは60~85 LPI、雑誌や写真集は133~200 LPIなど、用途に応じて選択
露光:ネガフィルムをスクリーン越しに感光紙に露光
現像・版作成:点の大きさが階調の濃淡を再現
印刷:オフセット印刷機でインクをのせると、肉眼には連続階調に見える
出版・広告分野への普及
1890年代には欧米の新聞・雑誌で急速に採用され、写真入り広告や記事が一般誌面にも登場。これにより視覚的インパクトが格段に向上し、現代の印刷メディアの礎となりました。
🏢 5. 印刷所が350 DPIを推奨する理由
- 塗り足し&トリミングの余裕✂️
- 極細文字・グラデ再現性UP🔬
- 高品質印刷マージン🛡️
入稿先で350 DPI推奨とあれば、必ず元画像のピクセル数をチェック🔍
🛠 6. DPI設定の実践ポイント
DPIが重要になる場面:
- トリミング後に印刷する画像
- たとえば「A4サイズに300DPIで印刷」と決まっている場合、トリミング後のピクセル数がそれを下回っていないか要確認!
- 入稿用のデータ作成
- 「350DPIで作ってください」と指定があるときは、目的サイズから必要ピクセル数を逆算して画像を用意します。
DPIを気にしなくていい場面:
- 撮影直後の写真データ(そのままの状態)
- 一眼レフなどで撮影したJPEGやRAWのDPI(72や96など)は、あくまでメタデータの目安値。実際の画質には影響なし。
- WebやSNSなど、画面表示目的の画像
- DPIは関係なし。ピクセル寸法だけを考えればOKです。
💡結論:
DPI設定が必要になるのは「印刷用に仕上がりサイズと画質を揃えたいとき」だけ! 撮ったままのデータをそのまま使う分には気にしなくても大丈夫です。
❓ 7. よくある質問(Q&A)
Q1. 300と350 DPIで見た目差は?
- 普通はほぼ同じ。ただ極細文字・繊細グラデで350が活きます🧐
Q2. 家庭用プリンターは?
- ヘッド精度1,440~2,880 DPIでも、画像データは300 DPIでOK✨
Q3. Web用にDPIは?
- 無視される。px指定でサイズ管理💻
📏8. LPI(Lines Per Inch)とDPIの違いとは?
**DPI(ドット・パー・インチ)とLPI(ライン・パー・インチ)**は、どちらも「解像度」を示す単位ですが、用途と意味が異なります。
✔ DPI:出力装置側の解像度
- 主に プリンターやスキャナー、ディスプレイなど「機械」が出力・表示する際のドットの密度を指します。
- 例)「300 DPIのプリンター」=1インチあたり300個のインクドットを打てる。
✔ LPI:印刷時の網点密度
- 雑誌や新聞などのオフセット印刷で使われる指標で、「1インチに何本の網点の線(スクリーニングライン)があるか」を示します。
- 例)高級雑誌は150 LPI、新聞は85〜100 LPI程度。
- 印刷での網点(ハーフトーン)は、小さなドットの集合で濃淡を表現します。この網点を構成する「小さなドットの密度」がDPIであり、「線の密度」がLPIです。
DPI ≒ LPI × 2
たとえば150 LPIで高品質な印刷をするには、300 DPIくらいの画像解像度が必要と言われます。
✅ 8. 最後に
- DPI=粒の細かさ🎖️
- 300 DPIはプリンター・DTPが生んだ王道🏆
- 350 DPIは保険&高品質マージン🛡️
- 画面は72/96 PPIの歴史的名残🕰️
- 入稿前に必ず仕様確認🔍

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